核保留政策とCyber Intelligence System

潜在敵国・反日勢力の動向を明確化するサイバーインテリジェンスシステムの整備 Counteracting Potential Enemy Nations and Anti-Japanese Forces

核保留政策には、非核政策論者や体制派で変化を望まない人々は、精緻に検討することなく反対するのはいつものことであるが、日本がおかれた危うく厳しい現実に直面し、米国の意向が日本の自主防衛に傾斜すると見るや、豹変する人たちでもある。対処すべきは日本の潜在敵国やその支援を受けた反日勢力が展開する反対活動である。これら勢力に感化と利益誘導されたマスメディア・ジャーナリスト・政治家などは有効な合理的手段で対処しなくてはならない。従来日本の核政策が感情論に流れ、真剣な議論に至らないのは、こうした勢力の反日活動に体系的に対処しなかった側面が強いと思われる。ここでは、日本の制度上の限界を踏まえながらも、海外(西側先進国)で開発され、既に国家機関に実践導入されているサイバー・インテリジェンス・システムから厳選した二つのシステムを紹介し、その導入を提言する。サイバー・インテリジェンス・システム=ヒューマン・インテリジェンス活動を補完するものである。

Opposition from non-nuclear policy advocates and those resistant to change is typical, as they oppose without detailed consideration. However, these individuals may change their stance when faced with the harsh realities threatening Japan, and when they perceive the U.S. leaning towards supporting Japan’s independent defense. The focus should be on counteracting the activities of potential enemy nations and anti-Japanese forces supported by them. Influenced and driven by benefits, mass media, journalists, and politicians must be addressed with effective and rational measures. The traditional emotional debate over Japan’s nuclear policy has prevented serious discussion, largely due to a lack of systematic response to anti-Japanese activities. It is recommended to establish two cyber intelligence systems to support the implementation of the nuclear hedging policy.

System A would reveal extensive details about the target without direct contact.
System B would allow for completely stealth monitoring of encrypted two-party communications.

サイバー・インテリジェンス・システム

Aシステム=ターゲットとの直接接触を行うことなくターゲットに纏わる状況を広範囲に暴き出すシステム。

Bシステム=暗号化された二者間通信を完全にステルス性を維持しながら監視できるシステム。

両システムは単独でももちろん利用可能であるが、Aシステムによってターゲットの状況を見出しながら、Bシステムによって二者間通信を監視することにより、飛躍的成果を導き出すことができる。

インテリジェンス活動はこの10年間に画期的な変革を遂げ、サイバー・インテリジェンス・システムの優劣が諜報活動の質と量を左右するようになってきた。サイバー・インテリジェンス・システムは、ヒューマン・インテリジェンス活動を補完するものとして重要度を増している。サイバー・インテリジェンス・システムによって広範囲を網羅的・組織的・継続的に分析を行い、問題活動や動向を特定してヒューマン・インテリジェンス活動に資源を集中するのである。たとえば日本でも公安調査庁の調査活動や警察の捜査活動はまさしくこれに適合している。

サイバーインテリジェンス・Aシステム

Aシステム=ある人間・組織・群衆・イベント・トピックについて、包括的な洞察をサイバー全領域から自動的に抽出・生成し、真の属性を暴く革新的なインテリジェンス・システム。

Aシステムの特色】
1.デジタル空間は相互に接続されながら、匿名性に覆われ、真の実体や関連性を見出すことを困難にしている。Aシステムは、これらを暴露し、デジタル領域全体から最も関連性の高いコンテンツを融合して真のプロファイリングを提示する。

2.Aシステムはミッシングリンク(相互に関連する欠落部分)を提供し、隠されたパターンと人物を明らかにする。デジタル領域の名誉棄損やプロパガンダの背後にある重要人物・組織の真の身元を特定できる監視プラットフォームである。

3.Aシステムは、Facebook、X、Instagramなど様々なソーシャルメディアからインフルエンサーや扇動者を抽出し、迅速かつ効果的に監視できる。

4.Aシステムはターゲットの重要な知見、痕跡を見つけ出し、反対・攪乱活動から犯罪・破壊工作まで、あらゆるトピックを広範囲にモニターし、顕著な傾向、支配的なグループ、相互接続リンクを決定する。これまで暗闇にとどまることができた人々、イベント、グループ、活動を暴露する。 

5.Aシステムは完全にステルスモード(相手に気づかれることなく)で機能する。システムは完全に追跡不可能であり、ブロックできない。すべてのターゲットは迅速かつ秘密裏にプロファイリングされる。

6.Aシステムは初心者ユーザーでもあらゆるターゲットに関する貴重な洞察を導き出すことができる。 Aシステムは世界の主要25か国(主に西側諸国)を超える政府に提供されている。

7.Aシステムはサイバー調査はもちろんのこと、反日活動、デモ対策、扇動活動、テロ対策、金融調査、キャンペーンなど複雑な調査と運用をカバーしている。  

サイバーインテリジェンス・Bシステム

Bシステム=暗号化された二者間通信を当事者に全く気付かれることなく、ステルス性を維持しながら継続的に監視できるシステム

Bシステムの特色
1.プライバシーと保安の適切なバランスは、民主主義国家において国家安全保障上重要な課題である。インスタント・メッセージング・アプリケーション(facebook、WhatsApp、WeChat、Line、iMessage、Telegram等)に実装された二者間通信の暗号化は、ユーザーにプライバシーを提供しながら、国家や法執行機関を阻害するための活動家・犯罪組織・スパイによっても使用されている。Bシステムは、ユニークで包括的な方法で、暗号化障壁を迂回できる技術を提供することにより、プライバシーとセキュリティの適切なバランスを達成しながら、妨害活動や犯罪行為・テロ準備活動があった時により良い検出と防止を可能にする。

2.Bシステムは、インスタント・メッセージング・アプリケーションの監視が、完全なステルス性を維持しながら大規模かつ継続的に行える。しかもBシステムは特別な技術知識がなくてもデータを取得・分析することができる。

1.核保留政策の提言
2.核保留政策の評価
3.核保留政策の推進(核弾頭とミサイル技術)
4.核保留政策の推進(潜水艦)
5.核保留政策の潜在パートナー
6.サイバーインテリジェンスシステム