光子の振動が共鳴する
人間の思考（イメージ）に感情が加わるとバイオフォトン（光子）となって強く発信される。そのバイオフォトンは同じ振動（波）を探りあて、共鳴する（引き寄せ合う）。したがって望む状態を強く思考すれば、量子力学の原理（宇宙の原理）によってその思考は実現する。
「思考は現実になる」という言葉は、単なる精神論ではなく、近年では量子力学や生体光子研究と関連づけられてきている。人間の思考は脳の電気信号から生まれ、そこに感情が重なると、体は光の粒であるバイオフォトン（生体光子）を強く放つことが科学的に確認されている。この光は波として外へ広がり、自分と似た波と共鳴し合う。つまり、自分が強く、鮮明に望む未来のイメージを持てば、その波は外の世界と響き合い、似た現実を引き寄せる。
人間の体は常にごく微弱な光を発している。これは細胞が活動する際に生じるエネルギーの一部であり、光は生命の情報伝達に役立っている。思考や感情がその光に影響を与えているとすれば、私たちの内面が外の世界へと波として放たれていることになる。愛や喜びといった肯定的な感情は整った波形をつくり、恐れや怒りは乱れた波をつくる。これは気分がいいと物事がうまく運び、イライラしているとトラブルを呼ぶという日常感覚とも重なる。
量子力学の世界では電子や光子などの微細な粒子は、粒でありながら波でもある。未来は一つに決まっているのではなく、複数の可能性が重なった状態で存在し、観測された瞬間に形が定まる。人間の思考が量子レベルの波となって広がり、世界に干渉するならば、望む未来を思い描くことで、その未来を実際に選び取ることができるということだ。
思えば叶うという考えを、もう少し現実的な比喩で言えば、ラジオの周波数とよく似ている。世界には数え切れない放送が飛んでいるが、自分の受信機の周波数が合わなければ音は聞こえない。同じように、私たちが何を強く意識し、どれほど鮮明に思い描くかによって、自分が受信する未来の現実が変わる。願いを強く、繰り返し思うという行為は、心の周波数を望む未来に合わせることであり、その状態は現実を選び取る力を強める。
量子コンピュータは「観測」「重ね合わせ」「干渉」を操作し解を決定する技術であり、人間の脳は似た量子プロセスを持つ。生命が量子現象を利用している例はすでに複数発見されている。光合成におけるエネルギー移動、鳥類が磁場を感じ取る現象、嗅覚の働きなどは量子効果が関係していると考えられている。人間の脳や意識が量子を扱っている可能性は科学的に証明されつつある。
思考は単なる内面の出来事ではなく、光や波として外の世界に働きかけ、未来の選択に影響する。望む未来を明確に描き、その実現を信じて行動すること。それは量子の視点から見ても理にかなった現実創造の方法なのである。
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